現在、入管職員による暴力に対して、フィリピン国籍マリベスさんが国賠訴訟をしています。
2020年4月、収容施設の中で約100人の女性被収容者による抗議行動が行われました。
その時に大勢の盾を持った職員による制圧でたくさんの女性が怪我をしました。マリベスさんも今でもその時の痛みが残っているそうです。
約100人の中でたった1人だけですが、マリベスさんは裁判に挑みます。
1月17日、二度目の裁判でした。
笹本弁護士は最初から証拠映像を裁判所に提出するよう入管側に訴えていました。
入管側は以前に提出したアメリカ国籍マーク・ゴードンさんの暴力シーンをYouTubeに流したことが不満だったようで、最初は出し渋っていましたが。
17日には
「YouTubeに公開していることが、被収容者の保安上の支障があり、看過できない。マスキング、コピーガードをしてから提出をする」
と言いました。被収容者を傷つけておいて、保安上の支障とか上から目線だなという感じです。裁判官も、
「コピーガードとかしたって、第三者への流出は防げないよ」
と呆れ気味に言っていました。
でもこれで映像は出ます。女性たちの抗議行動や制圧シーンも見れることになると思います。問題はどこまで都合よくカットされてしまうのかと・・・ちょっと心配。
次回の裁判ではまだ映像は観れないかもしれませんが、これは多くの人に応援して、盛り上げていただきたいです。
第三回公判
3月25日(月)10時30分 東京地裁615法廷です。
どうそ傍聴をよろしくお願いします。