新・編む夢日記

織田朝日です。よろしくお願いします。

ペニャさんとみなみさんのイラスト展。「光をめざして」

 

ペニャさんとみなみさん

昨年12月、イラストレーターのみなみななみさんとチリ出身の難民申請者のペニャさんが共同イラスト展を渋谷で4日間、開催しました。

お陰様で大成功をおさめ、東京新聞が告知してくれたこともあり、お客様は絶えず来てくださいました。オープニングパーティは、シェフの経験があるペニャさんが腕をふるい、チリ料理を披露してくださいました。

 

展示会をやろうと思ったのは、お二人の絵が対象咳なので、私がこれは面白いのではないかと企画させていただきました。みなみさんはかわいらしい画風で平和の祈りを捧げているイラストをたくさん飾られていました。

 

ペニャさんは、牛久入管で収容されていた時の様子をイラストにしました。

朝から晩まで窓を見つめて動かない中東の人。

収容中に母国にいる母親が亡くなり、頭をかかえ打ちひしがれている人。

抗議のハンストをおこない、うごけなくなっている人。

帰国を決意した人と残る人が抱き合っている。

ペニャさんは、収容所の中は喧嘩だらけ、これが入管のねらい。狭い部屋にみんないるから、ストレスで喧嘩が絶えない。だけど、こうやって抱き合って、お互いを思いやることも時にはあるんです。

 

収容所の中は映像が取れない。だから私は絵を描いて、日本人に知ってもらおうと考えました。職員は私が絵を描くことをとても嫌がった。それでも続けたら、職員に「ペニャさん」と呼ばれていたのに、「ペニャ!」と飛び捨てにされるようになった。

 

ペニャさんは二度目の難民申請が却下されて、難民審査参与委員のインタビューを受けたところです。入管法が動き出せば、ペニャさんは危険な母国にムリヤリ返されてしまいます。どうかみなさんのご理解、応援よろしくお願いします。

 

こちらペニャさんの詳細。

pinkydra.exblog.jp